ファッションの西武復権へ ①
4月18日、西武百貨店が決算を発表。その中で、”ファッションの西武”
の復権を目指すとうたわれた。西武百貨店池袋本店の来店客数は年間、
7千万人だが、レジ客は2.8千万人に留まっているという。
それを、2010年までに総額400億円(耐震工事費100億含む)投じて大改装し、
2011年までに年間売上2000億円を目指し、店舗別3位入りを狙うという。
西武百貨店といえば、30代以上の世代には特別の思いがある人が多いのでは。
特に、西武百貨店渋谷店を中心とする、公園通り界隈のキラキラしたイメージは今も鮮烈。
西武百貨店の公式サイトによると、西武百貨店は、日本の百貨店の中で一番最初にパリに事務所を設け
、エルメス、イブサンローラン、ラルフローレンなど欧米の
ブランドを導入したそうである。アルマーニ、ソニアリキエル、ミッソーニ、フェレ、
ルイフェローなどの日本代理店になったのも西武百貨店。イッセイミヤケ、タケオキクチ
も西武百貨店が初ショップ。因みに、ラルフローレン・ジャパンとエルメス・ジャポンの
筆頭株主は西武百貨店だったそうである。
アパレル関係者の間でも、東京では西武百貨店池袋本店と新宿伊勢丹は別格とのこと。
この2店に入ってる店は、全国のどのショップでも1〜2位を争うような売上を上げている
為、欠品がないように随時本社の人間自ら、車を運転して在庫を持って来ていたりしていたそう。
どのアパレル業者も、[[西武百貨店池袋本店]と新宿伊勢丹にある売場を取り上げられないように必死で、
この2店に売り場がなければ一流じゃないと言わんばかりの雰囲気だったそうである。
因みに、これは3年前に某アパレル店で働いていた人の実話。
また、西武百貨店は、婦人服サイズの号数体系の研究を進め、
1965年に同じく研究を進めていた伊勢丹、高島屋と
合同でサイズ統一を発表し、サイズの号数統一規格が実施されるように
なったそうだ。