ゲイの愉快な友達たち

20代前半の頃、2丁目で知り合ったゲイの友達について書きます。同世代のそれもタメのコの思い出が一番印象的です。
一人はM君。ロシア系っぽいハーフ顔のコで、僕はタイプでした。そのコも売り専をしていたのですが、とても整った顔をしているのに、どういうわけか余り人気ありません。四国出身なので、関西弁の話し方でした。悲しかったのは、ゲイであることを隠して、ノンケだって言っていたことです。2年ほど友達でいましたが、2丁目でもう会わなくなる寸前まで、M君がゲイだと知りませんでした。ゲイだと知ったのは、他のゲイの友達T君が、ある発展場でM君とばったり会ったからです。「Tちゃん、ここで会ったこと、皆に黙っててね」と言われたそうです。後日、その事を歩く広告塔と噂されたT君から伝え聞いたんです。
プライドが高くて、ゲイであるとカミングアウトするのが恥ずかしかったのでしょう。でもその意を汲んでやれず、ノンケだと信じていた僕自身も罪だったかな〜なんて思ったりして。その後、M君と他に何人かのゲイ友と一緒に、2丁目のゲイバーで飲みましたが、考えてみれば、ゲイじゃなければ、ゲイと一緒にゲイバーで飲んだりしませんよね。それまでも何度かゲイバーで飲んだことがあったんですがね。
二人目は、A君。彼もタメで、若い頃の池田聡に似ていました。口は悪かったけど、気心が知れた関係でした。彼は僕をタイプでは

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