ゲイは中島みゆきとユーミンが好き?
ゲイに愛されるミュージシャンが、昔から2人いる。一人が松任谷由実(ユーミン)、もう一人が中島みゆきだ。
まずゲイは女性の感性に近い人もいて、女性ミュージシャンが好きだ。山咲トオルやクリス松村は女性アイドル好きで知られているし、前田健もアヤヤの真似をする。
その中でも特にユーミンと中島みゆきの人気は根強い。2丁目には「みゆきバー」が3軒あったほど。1軒が「36.5℃」、2軒目が「碧珊瑚」、3軒目が「西海岸」だ(その内、西海岸は97年か98年に潰れ、36℃も最近潰れたが)。
90年代ころは、ユーミンのコンサート会場行きのバスの車内や会場のトイレは、発展場になると言われたくらいだ。ユーミンもゲイのファンにサービスしてくれて、MCの時に「男の人も、女の人も、どちらでもない人も、来てくれてありがとう!」なんて言っていた。
この2人の次にゲイに支持されるのが、聖子と明菜だ。その次が工藤静香だろう。ゲイには女性アイドルのファンが多いが、その中でも聖子と明菜の2人は圧倒的な人気だ。
この5人に共通しているのは、歌詞や感性が凄く女性的で、ファッションも個性的だということだ。
夢やファンタジーを振り撒きゲイ心をくすぐる ユーミン、
失恋歌と情念の 中島みゆき、
可愛らしさの 松田聖子、
大人っぽくてセクシーな 中森明菜、
繊細で乙女チックな 工藤静香。
というところだろう。
中島みゆき人気は、彼女の歌に「ひとり上手」、「化粧」、「かもめはかもめ」、「half」など、失恋歌が多かったことと無縁ではない。ゲイの恋は相手がストレートの男性である限り、必ず挫折する運命にある。だから、中島みゆきの曲と響き合い、共感しするのだ。
ゲイに愛される女性ミュージシャン