ゲイと恋愛  1000人とエッチは当たり前?

自分はいまは30代ですが、愛した男性の一人にゲイ小説「YES・YES・YES」の著者、比留間久夫さんがいます。作品中には17歳の少年ジュンとして登場します。他にも空想上で愛した男性はいましたが、比留間さんもその一人でした。

実際に1年以上付き合った男性の数は、15人くらいいました。1年未満(それって恋愛というか微妙ですが)を入れたら、100人は軽く超えます。1週間で別れたとか、ワンナイトラブの関係を入れたら、1000人を軽く超えています。決して数字を誇張している訳じゃありません。

いやいや、節操がない、とか思わないでください。

男女間の基準からすると多い数字だと映るかも知れません。異性間なら付き合った異性の数は、多くても数十人、風俗を除いたワンナイトを入れても、どんな超モテの人でも精々100人かそこらでしょう。でも、ゲイの間では数百人、数千人というのは当たり前なのです。

『話を聞かない男と地図を読めない女』の著者であり、脳生理学者のアラン・ピーズも言っている通り、一生のうち、数千人の男性と交わるゲイも少なくありません。男性同士は性欲が強い上に、力関係も対等でレイプされる心配はありません。異性間よりベッドインするまでの垣根が遥かに低く、会って即エッチという事が可能なのです。異性愛者が「知らない世界」があるのです。

でも恋人ができれば一途なゲイが多いこともご理解ください。自分はずっと特定の人に恋していますかね(バーチャルですが)。本命の恋人ができて、燃えている時は相手へのマナーとして、勿論忘れていましたが……。でも、独りになった時は特定の人が想像上の恋人です。その人の文学作品を何度も読み返します。そして至福の時間が流れることになります。

タイムマシンがあったら、1980年代の新宿2丁目に行って、ボーイとして働いてた比留間君を指名してガン掘りしたい思いがあります。