ゲイのタイプ・種類
ゲイ＝オネエとの誤解が多い昨今ですが、ゲイには、大きく分けて4タイプ（細かくいうと5,6タイプ）あります。以下にその説明をします。
男性同性愛者（ゲイ）の分類
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ﾆｭｰﾊｰﾌ←ｼｰﾒｰﾙ ← 女装家（女性的）←【格好】 →（男性的） オネエ→ ゲイ →ハードゲイ
ニューハーフの佐藤かよ 女装家のミッツ オネエの山咲トオル ゲイの風間トオル
★男性的なゲイ（ホモセクシュアル）・・・最も多い。身体は男性のままで、自分の男性器は喜ばしいもの。服装と心も男性的。オネエ言葉も使わず、男言葉を使う。男性として、男性らしく、男性を愛したいと思っている。恋愛対象が同性であることを除いては、異性愛男性と変わらない。最近は、内面が女性的なゲイを「オネエ」と呼び区別する。
有名人…イチロー、中田英寿、風間トオル、入江陵介、福山雅治、成宮寛貴、松平健。
★女性的なゲイ（＝オネエ）・・・男性的なゲイの次に多い。女装願望はない。身体も服装も男性のままでいたくて、自分の男性器は喜ばしいもの。ただし心が女性的（オネエ）で、オネエ言葉を使い、女性として男性を愛したいと思っているところが、男性的なホモセクシュアルと違う。男性的なゲイとの境界はやや曖昧。今、テレビに出ているオネエタレントの多くは、女性度が高いゲイである。2丁目などゲイコミュニティの中では、オネエ言葉を使うゲイを、オネエといってきた。少数ではあるが、クリス松村やおすぎのように、女性度が高いゲイの中でも、特に女性的なゲイはトランスジェンダーという。
有名人…山咲トオル、楽しんご、広海・深海、小椋ケンイチ（オグネエ）
★トランスジェンダー（非女装）・・・女性度が高いゲイの中でも、特に女性的なゲイはトランスジェンダーという。身体や服装は男性だが、心が完全に女性である。ゲイの中で数は多くない。
★トランス・ジェンダー ＋ トランス・ベスタイト＝女装家・・・女装をするが、身体は男性のまま。自分の男性器は喜ばしいもので、性転換手術は望まない。心はどちらかというと女性的（オネエ）。トランスジェンダーがもう一歩女性に近づき、女装をしたいという人。最近は女装している状態をトランス・ベスタイト（異性装）より、クロスドレッサーと呼ぶことが多い。
有名人…マツコ・DX、ミッツ・マングローブ、イッコー。
★トランス・セクシャル（ニューハーフ、性同一性障害）・・・女装をし、身体が男性であることに違和感があり、性転換願望がある。完全な女性になり、女性として男性を愛したいと思っている。近年は同性愛より異性愛とカテゴライズされる。（男性から女性に性転換し、女性として女性を愛したいという人もいる。その場合は女性同性愛になる）。
有名人…はるな愛、カルーセル麻紀。
★シーメール・・・数は少数だが、女装家とニューハーフの中間で、男性のシンボルと女性の乳房の両方を望む人。女装家(乳房はない)を含めシーメールと呼ぶこともある。
以上４タイプ ＋ シーメールについて説明しましたが、この中で、最後のトランス・セクシャル（ニューハーフ）は、法律も変わり、要件を満たせば男性から女性に戸籍変更も可能になりました。従って今は、同性愛ではなく、異性愛とカテゴライズされるようになっています。はるな愛さんは自らのポリシーでゲイだと名乗られているようです。
またトランスジェンダーのクロスドレッサー（女装家）とトランスセクシュアル（ニューハーフ）を合わせて「ニューハーフ」と呼ばれた時期もありましたが、今は女装家（身体は男性のままでいい）はニューハーフと呼ばないことが多いようです。けれどニューハーフ系バーでは、女装家とニューハーフが混在して働いている事が多いです。
ニューハーフと女装家の中間に「シーメール」という、男性のシンボルと女性の胸の両方があったほうがいいというタイプもいます。また女装はするものの、恋愛対象は異性（女性）というトランス・ベスタイト（異性装）の男性もいますが、この方たちはゲイ（同性愛者）ではなく、異性愛者（ヘテロセクシャル）です。トランス・ベスタイトというのは女装をした状態を指すもので、性的指向は同性愛者・異性愛者・両性愛者がいます。
ゲイの中で最大多数派は、一番上の男性的なゲイです。全体の７，８割でしょう。次に多いのがトランスジェンダー（オネエ）で、２，３割というところでしょうか。ニューハーフと女装家は合わせても、２〜３％未満です。
ゲイ（ホモセクシャル）がもっと男性的になると、「ハードゲイ」になります。ただハードゲイの中にも女性的な言葉遣いをしたり、内面がオネエの人もいるから、ややこしいところです。見た目が男性の格好をしているからといって、内面も男性的とは限らないし、女装しているからといって、内面も女性的とは限らない。外見と内面は必ずしも一致しません。
